組織よりも個人の持つ強み
引越しに伴って、2年ちょっと使ってたロフトベッドが不要になりました。
捨てるには綺麗だし、そこそこ値段もしたし、しっかりした作りだからリサイクルしようと業者に電話をしました。
『ロフトベッド売りたいのですが』
一社目『(対象外なので)引き取れません。』
二社目『(家具は対象ですが)ロフトベッドは大型なので買い取れません。』
三社目『お伺いします。』 ←ベッド買取専門店
大きいものは専門の業者に頼まないといけないのね…と思いつつ、三社目の訪問待ち。
日程を合わせて来てもらった業者の人が
ベッドを見て一言、
『こちらは買い取れません。』
『えっ、ベッド買取専門だよね?なんで??』
『解体が必要なのと大型のため、処分代として12000円は掛かります。』
『今回を逃すと処分代は12000円ではできないのでご了承ください。』
どういうことかと意味が分からず混乱する私。
要は売りたいのに、
解体するのにむしろお金が掛かって、
今回は初回だから12000円だけど一回断ったら次はもっとお金取るよ、とのことでした。
業者に売るのを諦めた私は、
直接会って取引をする某アプリで募集をかけました。
『【急募】部屋に来て、解体、運び出しまでして頂ける方にお譲りします。¥5000。』
すると数分で応募が殺到。
無事、解体してお持ち帰りして頂ける方にお譲りすることができました。
売る場所を変えるだけで、マイナスになるお金がプラスになる。
早く処分したいがゆえ、値段はベッドの状態にしては破格(この数倍高くても売れたと思う。)。
なんていうか、時代だなって思った。
個人同士の取引が容易にできるようになって、
せどりビジネスが巷では流行っていたりする。
業者を介すよりも
利益は出るし、安く購入できる。
過去に、住んでるマンションでフリマをしようと管理人さんに提案したことがある。
ざっと計算しても100人以上は確実に住んでいて、ほとんどの人が通るエントランスでフリマを開いたら、外に運び出す手間や持ち帰る手間も省けて、もし急いでいても宅配ボックスに入れて置いておけるし、仲介でもしたら何%かをもらうこともできるし、なにより交流ができて、更に言うと防犯になると思ったから。
結局できなかったのだけど、それは、管理人さんが雇われで、マンションの持主は個人じゃなく大きな会社だったから。
このマンションだけ特別に、ということはできないし、エントランスは公共の場だから、という理由で。
(公共の場だから良いのに、って思ったけど。そこまでの熱量はなかったからそれ以上は押さなかった。)
組織になるほど、それが大きければ大きいほど、融通が利かなくなって身動きが取りづらくなる。
個人の方が動きやすくて柔軟に対応できる。
ロフトベッドも似たような例で、
組織(業者)になると細かくルールが定められてしまってお客さんのニーズに応えられない場合が出てくる。
プロダクトアウト重視の従来から変わって、
マーケットインを採用してきている時代に、個人の持つ柔軟性ってとても有用だなと思う出来事でした。
その個人(自分)も、マーケットの中の一人だからこそ、見えるものがあるのだと思います。
こんなことをしたい、こんなものを売りたい、が個人で実現できる時代、私はなにを提供できるだろう。
マーケットは、私は、私の周りの人たちは、なにを求めているんだろう。
今のところ、文章を書きながら、お勉強しながら、そんなことを考える毎日です。
多分、考えるのが趣味なんだろうなぁ。笑
更新できてないのに一定のアクセスがあって驚いています。
いつも読んで頂いてありがとうございます♡