時計の歯車の話

会社を辞めました。

 

そこそこ大きくて、安定してて、比較的ホワイトな会社。

 

辞めるに当たって、

どうしてこんないい会社辞めるの!

何が嫌なの?不満があるの?

この後どうするの?大丈夫なの?

とたくさんの人に心配されました。

 

と同時に、

私も辞めたいけどどうすればいいの?

辞めるときなんて言ったの?

辞めてからどうしよう…

なんてことを何人かに相談されました。

 

一人二人じゃないところを見ると、

辞めたいと思っている人は少なくなくて、

どの会社でも一定数いるのが現実みたい。

 

 

そんなある人に、こんな話をしました。

 

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(※あくまで私個人の考えです。)

 

会社の大きさは時計の大きさなだけで、

安定してこれから何年も動き続けるかは別のお話。

 

時代は変わってアナログ時計が読めない人もいるし、もっとコンパクトな時計を欲しがる人もいる。

 

逆にデジタル時計が苦手な人もいて、アンティーク感に惹かれる人もいれば、ブランドや認知度で選ぶ人だっている。

 

 

会社員を否定するわけでも、辞めることを推奨するわけでもないけど、

合わないと思った今が、立ち止まって考え直すタイミングじゃないのかなって思う。

 

噛み合わない歯車は、歯が欠けてボロボロになる前に対処した方が良い。

 

合わないことに自分を合わせるのも、自分に合うものを探すのも、あるいは自分で創り出すのも、本当に自由だから。

 

20数年しか生きていない私が言うのもあれだけど、今の時代は多分恵まれていて、

フリーターでも食べていける世の中だし、

何かあったときに助けてくれる制度だってたくさんある。

 

そんな時代に、

会社員は安定してるから…

辞めたら生活が不安だから…

って楽しくもないことを続けているのってもったいないなって私は思うのです。

 

 

私は2年前の入院を機に、いい意味で刹那的な生き方をしようと決めました。

 

いつか訪れる最後の日に、後悔することが一つでも少なくなるように、

自分の好きなことを好きなようにしたい。

週末だけが楽しみ、じゃなくて、毎日が楽しい、がいい。

 

好きなことを仕事にしてる人ほど、

若々しくて、生き生きしていて、幸せそうだから。

 

私もそっち側に行こう、と思って決断した退職。

悩んでいた時間こそ、もったいなかったなぁと、今だから言えるんだと思います。